WLTCモード燃費とは?
WLTCモード燃費とは、EU諸国やアメリカ、インド、韓国などでも採用されている国際的な燃費の計測基準でWLTCモードの他に3つの走行モードごとに燃費が計測され使用環境別に比較がしやすくなっています。日本では、2018年10月以降発売される自動車に表示が導入されています。
WLTCモード燃費とその他3つの燃費
WLTCモード燃費は、市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際基準の燃費です。その他、市街地モード、郊外モード、高速道路モードの3つの燃費基準が設定され、市街地モードは、信号や渋滞を想定した低速走行での燃費。郊外モードは、信号や渋滞の影響を受けないで走行すること想定した燃費。高速道路モードは、文字通り高速道路での走行を想定した燃費です。
WLTCモード燃費測定時の条件
WLTCモード燃費の計測は、従来の日本独自の燃費計測条件よりも厳しく設定されていて、例えば、積載する重量を比較すると、従来は、2名乗車(110kg)のみでしたが、WLTCモード燃費の測定では、1名乗車と100kgの荷物、更に、その車両に積載可能な重量の15%の重量を加算し走行させます。また、従来の測定は、全部もしくは、一部、アイドリング後のホットスタートが行われていましたが、すべて、コールドスタートとなっています。以上のような条件から、アイドリングストップ車やハイブリッド車、軽自動車には、不利な条件設定といえます。
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