ホイールオフセットとは?

ホイールオフセットとは、ホイールの中心と取り付け面(ディスク部)との距離がどちら側にどれだけの距離があるかを表した数値で、ホイールの中心よりも外側に取り付け面がある場合は、プラスオフセット、内側にあるものをマイナスオフセットといいます。

ホイールオフセット説明用画像
◆ホイールオフセットとタイヤの関係
ホイールオフセットの数値が小さくなるとタイヤ(ホイール)は、外側へ移動し、ホイールオフセットの数値が大きくなるとタイヤ(ホイール)は、内側へ移動します。このホイールオフセットによって、タイヤがボディー(車体)の外にはみ出したり、内側に干渉したりしないように調節されています。

◆ボディにピッタリのオフセット計算方法
ボディーにピッタリのタイヤにするには、車体をジャッキなどで持ち上げホイールを外し、ホイール取り付け面(ディスク部)に曲尺等、直角になる定規でフェンダー(ボディ)迄の距離を測ります。この距離が分かれば、タイヤ(ホイール)幅の1/2の数値からこの数値を引くとフェンダー(ボディ)ピッタリのオフセットになります。但し、あくまでも計算上の参考数値なので、他の部位と干渉しないか注意が必要です。
◆ホイールオフセットが10mm増えると?
同じリム幅(ホイール幅)でホイールオフセットが10mm増えるとどうなるか?例えば、ホイールオフセット「+30mm」を使用していて、同じ幅のホイールで、ホイールオフセットが「+40mm」のものに交換すると、タイヤ(ホイール)は、車体の内側へ10mm引っ込みます。この時、注意が必要なことは、サスペンションなど、内側へ干渉する場合があります。逆に、ホイールオフセットが、10mm小さい数値になるとタイヤ(ホイール)がボディ(車体)の外側方向へ、10mm移動します。タイヤ(ホイール)がフェンダーより外側に出ていたり、フェンダーに干渉する場合は、車検に適合しなくなります。停車状態で干渉しなくても走行状態でサスペンションが沈み込んだ際に干渉してしまうケースがありますので、注意が必要です。


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